正しい仏壇の選び方

トップページ >宗派別・仏壇の違い

宗派別・仏壇の違い

同じ仏教であっても、様々な宗派が存在します。そして宗派によって仏壇の造りや、祀り方、作法には違いがあります。とはいえ、毎日のご供養などの基本的な部分は一緒です。まず、一緒なのは六種供養です。六種供養は、閼伽(お水)、お花、お線香、飲食、ロウソク、塗香です。朝は身を清めて六種供養を行い、合掌して礼拝することが、毎日のご供養となります。お水に関してはお茶を上げる場合や、お水もお茶も上げない場合もあり、また塗香は身体の穢れを払うためのものですが、毎日行う人はいないようです。ですが、供養するという考え方は共通しています。
 仏教において合掌とは、右手が仏であり、左手が自分、それを合わせることで仏と一体になることや仏を信じる心を表します。これはもともとはインドにおける、右手は神聖なもので、左手は不浄の手という考え方と、その作法に従っているものといわれています。ですが日本では神道であっても両手を合わせますから、神様を拝むこととさほど意味は違わないかもしれません。ですが、食事のでも前に手をあわせるのは仏教からはじまった習慣で、これは、自分の命のためにあなたの命を「いただきます」という食べ物への感謝です。こうした食事への感謝は、仏教に限らずキリスト教やイスラム教でも共通した考え方であり、作法でもあります。
 次からは、一般的な宗派別の仏壇について説明していきますが、同じ宗派で合っても地域によって異なる場合もありますので、菩提寺をお持ちの場合は直接住職に伺ってください。 

↑ PAGE TOP