正しい仏壇の選び方

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浄土真宗大谷派の仏壇

浄土真宗大谷派では、宮殿は二重瓦屋根、柱は黒漆塗りです。柱は本山である東本願寺の阿弥陀堂を模したもので、二重屋根は本願寺の御影堂を模したものです。
 浄土真宗大谷派のご本尊は阿弥陀如来で、これは本願寺派と同じです。本願寺派と同様、六号名号を祀る場合もあります。ですが、絵像の場合、阿弥陀如来は、背光が上4本、下8本と決められています。脇掛けは、右に十字名号か親鸞聖人、左に九字名号か蓮如上人となります。浄土真宗大谷派も、この掛け軸は菩提寺を通じ、本山からいただきます。
 浄土真宗大谷派の場合、上段に火舎香炉を置き、仏飯器一対、花器一対を整えます。本来、浄土真宗大谷派では花器に色のある花は供えず、脇掛が名号の場合は仏飯器を供えない事になっています。
 お勤めは、 1.正信偈 2.念仏和讃 3.回向文 4.御文(修正会)  となります。4.は省略可能です。
 礼拝の対象は、本尊のみで、過去帳に入っていないお位牌も礼拝してはいけないことになっています。これは、お勤めの意味がご本尊への感謝であるとされているためです。また、念仏の際は必ず数珠を用いて行い、「南無阿弥陀仏」は声を出して行います。その他、合掌礼拝の前に鈴を鳴らさずに行い、勤行本で定められた箇所で打ちます。その他、お線香ではなく抹香を用い、おしいだかずに香炉に入れます、など、他の宗派、分派とは細かな違いがあります。

 

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